HPの前CEO、マーク・ハード氏のOracle移籍問題で両社が和解

　米Hewlett-Packard（HP）と米Oracleは20日（米国時間）、HPの前CEO、マーク・ハード氏に対して起こしていた訴訟で、両社が和解したと発表した。

　この訴訟は、ハード氏のOracle移籍と共同社長就任をめぐり、守秘義務違反にあたるとしてHPが提訴していたもの。ハード氏は、HPの企業秘密に関する守秘義務を順守しながら、Oracleで職務を果たすことに同意したという。

　なお、和解条件は非公表だが、HPが米国証券取引委員会（SEC）に提出した書類によると、ハード氏が退職に際して受け取ったHP株34万株あまりの保有権利を放棄するとのこと。