テラスカイ、Salesforceの画面を自在に設計できる「SkyEditor2」


 株式会社テラスカイは16日、Salesforce CRM/Force.comのフォームを自在に設計できるツール「SkyEditor2」を発表した。SaaS型サービスとして、10月より提供する。

 これまでSalesforceの画面は、シンプルな基本サービス内の機能で作成するか、SI事業者へ開発依頼するかが一般的だった。ところが基本サービスの画面は最大2列のデータ表示で、フォント変更やテーブル表示ができないなど国内ニーズに対して物足りなさがあり、一方でSI事業者への委託は時間やコストが膨大にかかるなど、それぞれに課題が存在した。

 こうした背景から、ユーザー自身で自由にレイアウトできる画面制作ツールとして開発されたのが、SkyEditor2。コーディングすることなくマウス操作だけで、セクション・テーブル・ボタンなどのさまざまな機能部品群を使って、Salesforceの入力・参照フォームを作成できる。

 あらかじめテンプレートが用意され、ウィザード形式で簡単・迅速に画面作成することも可能。検索画面では、高機能な検索条件を設定・保存でき、検索結果編集・新規行追加に対応。親子登録画面では、複数オブジェクトデータの同時登録、画面内で集計などの計算が可能という。

 価格は、初期費用が100万円、月額利用料が2000円/ユーザー。画面作成には費用がかからず、Salesforce上にコピーした画面を実際に利用するタイミングでの課金となる。

 今回は国内向けだが、同様のツールが世界にも存在しない状況を受け、早期に英語対応ツールの開発にも取り組む考え。販売目標としては、初年度50社、4000万円程度を見込む。

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