NEC、性能を最大50%向上させたHDDレスのサーバーブレード「Express5800/B120b-h」


Express5800/B120b-h

 日本電気株式会社(NEC)は14日、ブレードサーバー製品群「SIGMABLADE」において、HDDを搭載しないサーバーブレード「Express5800/B120b-h」を販売開始すると発表した。7月30日の出荷開始を予定する。

 Express5800/B120b-hは、ネットワークストレージとの接続を前提とする、HDDを搭載しないサーバーブレード。OSやアプリケーションの起動を外部のストレージから行うことで、CPUやメモリの性能を最大限に発揮できるので、大規模で信頼性の高い仮想化システムの構築に最適という。

 CPUは、最新のXeon 5600番台を最大2基搭載可能で、Xeon X5680(3.33GHz)を利用した場合は、現行製品と比べて、約50%の性能向上を実現。メモリスロットも従来の12DIMMから18DIMMに拡張した。さらにインターフェイスは、10Gigabit Ethernetポートを2基搭載するのみならず、最新の8Gbps FCにも対応可能なため、仮想化でボトルネックになりやすいI/O性能を確保できるとしている。

 価格は44万8000円(税別)から。

 あわせて今回は、小・中規模向けブレードサーバー筐体「SIGMABLADE-M」向けに、80PLUS Goldに準拠した、AC/DC変換効率92%以上の高効率電源ユニットを提供することも発表された。こちらの価格は100V電源が6万円(税別)から、200V電源が8万8000円(税別)からで、7月30日より順次出荷される予定。

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(石井 一志)
2010/7/14 13:33