米EMC、DWH技術を手掛ける米Greenplumを買収


 米EMCは6日(米国時間)、DWH(データウェアハウス)用データベースエンジンを手掛ける米Greenplumを買収することで合意に達したと発表した。買収取引は現金で行われ、2010年第3四半期に完了する予定。金額については明らかにされていない。

 Greenplumは、カリフォルニア州のサンマテオに本拠を置く非公開企業で、オープンソース技術を拡張したデータウェアハウス用エンジンを開発している。このエンジンは、オープンソースデータベースのPostgreSQLをベースに、シェアード・ナッシング・アーキテクチャを拡張し、システムを1つの論理データベースとして動作させる仕組みで、大規模なDWHを構築できる、多くの機能をサポートしているという。

 買収が完了した後は、EMCの情報インフラストラクチャ事業部の中に新設される、データコンピューティング製品部門として再配置される予定。

 なお、国内では東京エレクトロンデバイス(TED)が総代理店を務めており、同社がデルのサーバーとパッケージングしたアプライアンスについても、4月から販売が開始されている。

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