日本CA、特権IDアクセス管理ソリューション「CA Privileged Access Management」を提供開始

　日本CA株式会社は4日、オンプレミス、クラウド、ハイブリッドのIT環境での不正アクセス行為を防止する、特権アクセス管理ソリューション「CA Privileged Access Management（CA PAM）」の提供を開始した。

　CA PAMは、特権ID／特権アクセスにおける不正行為の防止や、コンプライアンスの遵守、運用効率の向上に必要な機能を提供するソリューション。

　不正行為の防止では、包括的なプラットフォームを保護する特権アクセス管理機能を提供し、保護対象として従来のデータセンターのリソースや、仮想化データセンターおよびクラウドベースのインフラストラクチャに導入されたリソース、IoT環境、IaaS/SaaS管理などを網羅し、管理コンソールとAPIを提供する。

　日本CAでは、アクセスの管理・監視機能の導入が、多くの地域や部門、ハイブリッド環境全体に広がるにつれて、アーキテクチャ上の判断によってはインフラストラクチャの割当とオペレーティングシステムやデータベースとの整合性を確保することが困難になりかねないと指摘。CA PAMは、ユーザーアクセスポイントの多様性をより詳細に制御でき、セキュリティ管理者がユーザー管理の強制、制御、および監視を簡単にする機能も備えるとしている。

　さらに、「CA Threat Analytics for PAM（TAP）」の追加導入により、統合型ユーザー行動分析（UBA）のサポートを得られ、特権ユーザーに関連する優れた脅威検出と不正行為防止のための機械学習機能も利用可能となる。