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ラック、職場の分析と働き方改革に効果的なITの積極活用を支援する「働き方改革支援サービス」
2017年9月27日 16:06
株式会社ラックは27日、株式会社クロスリバーと協力し、職場の分析と働き方改革に効果的なITの積極活用を支援する「働き方改革支援サービス」の提供を開始した。
ラックでは、自社の働き方改革の活動を進める中で、クロスリバーの職場改革のノウハウと、ラックが提供する働き方改革に効果的なセキュリティを重視したIT活用の支援が、多くの企業の働き方改革の実現に効果的であると考えたとして、両社のノウハウを連動させた働き方改革支援サービスを開発した。
サービスは、「状況把握、改善点の可視化」「業務改善、意識改革の実行」「進捗を振り返り再実行」の3つのステップで実施する。
ステップ1となる状況把握、改善点の可視化では、「働き方改革 AI+診断サービス」として、職場や社員の意識などの現状について分析を行い、数値化する。クロスリバーの働き方改革のノウハウをもとに開発したAIを活用し、同社の持つ働き方改革取り組み企業約480社超のデータとのパターンマッチングおよび、対面のヒアリングやウェブアンケートにより、社員の発言内容および感情を解析し、その結果を可視化する。加えて、産業医や社会保険労務士などの専門家の分析も取り入れ、総合的に診断する。
対面ヒアリングでの感情分析では、会話においてどの感情が出ているかを、AIを使って8種類の指標で可視化する。例えば、「自由」や「家族」は「幸せ」に、一方、「残業」や「一斉消灯」は「悲しみ」や「怒り」に分類するなど、アンケートでは把握が難しい感情を指標化。働きがいを醸成するための課題を見つけ、その対処方法をアドバイスする。
また、「IT活用状況診断」として、企業のITの利用状況の棚卸しとセキュリティ実装の分析を短時間で実施し、同時に働き方改革に効果的でセキュアなIT活用の提案を行う。
ステップ2の業務改善、意識改革の実行では、ステップ1で明確になった課題を解決し、事業生産性(投資/利益)と労働生産性(労働コスト/利益)を向上させ、社員の働きがいを改善するプログラムを提供する。クロスリバーが働き方改革を推進する顧客側のメンバーに加わり、顧客と一体となって計画と実行を推進する。
また、生産性向上のためのIT基盤構築として、テレワークのための環境の構築やコミュニケーション活性化のためのソリューションの導入を実施。多くの顧客が懸念するセキュリティ対策についても、ラック独自のノウハウを提供する。
ステップ3では、進捗の可視化・再実行として、ステップ2で実現した新たな働き方による効果を振り返り、さらなる改善のための再実行プランの策定や目的達成のための組織・制度改革の支援を実施する。また、AIの活用やRPAなど、生産性をさらに向上するための施策を提言するとともに、今後も増加が予想されるオフィス環境を狙ったサイバー攻撃への対抗策として、企業ネットワークのセキュリティ監視などを提案する。