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日本ヒューレット・パッカードとエクイニクス、ハイブリッドIT実現に向けたPoC環境を提供するサービス

 米Hewlett Packard Enterprise(HPE)の日本法人である日本ヒューレット・パッカード株式会社は29日、エクイニクス・ジャパン株式会社(以下、エクイニクス)と連携し、エクイニクスのInternational Business Exchange(IBX)データセンター内において、PoC(概念実証)環境を提供すると発表した。

 オンプレミスやパブリッククラウドが混在するハイブリッドIT環境の導入においては、ネットワークの接続性が重要になっており、企業の環境とパブリッククラウドのデータセンター基盤の接続性によっては、必要な性能が得られないこともあるため、事前検証の必要性が高まっているという。

 今回日本ヒューレット・パッカードが提供するサービスは、こうしたニーズに応えるもので、エクイニクスと連携し、両社の強みを生かして、ハイブリッドITに対応したデータセンターPoC環境を提供するとした。

 具体的には、エクイニクスのデータセンターにおいて、日本ヒューレット・パッカードがあらかじめ構築したハイブリッドITの基盤環境を利用することにより、迅速なPoCの実施を可能にしている。利用単位は「ベアメタル」「仮想サーバー」から選択できるとのこと。

 このPoC環境では、両社によるサービス、オンプレミス環境を想定した検証に加え、特にハイブリッドIT環境で問題になりがちな、回線に起因する性能検証を専用線の環境で実施できるため、事前検証の上、より確実なハイブリッドIT基盤の選定を必要とする企業に適しているという。

 利用料金は、ハードウェアの利用金額のみならず、回線料金やデータセンターでの運用費用を含め、ワンストップでの支払いが可能。エクイニクスのデータセンター内で提供されるEquinix Cloud ExchangeやMetro Connectを介して、AWS Direct Connectを活用したAWS接続、Microsoft Azure Express Routeを活用したMicrosoft Azure接続などを行えるオプションも用意した。

 さらに、検証結果を活用し、企業のIT環境最適化を支援するオプションメニューも提供される。