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さくらインターネット、「さくらのクラウド」で異なるユーザー間を閉域網接続できる新オプション

 さくらインターネット株式会社は、IaaS型クラウドサービス「さくらのクラウド」のオプションサービスとして、異なるユーザー(会員ID)間を閉域網で相互接続できる「ローカルルータ」を6月29日から提供する。

 ローカルルータは、インターネットVPNなどの閉域網を顧客側で独自に構築する必要なく、さくらのクラウドのコントロールパネル上での簡単な操作により、異なるユーザー間の相互接続を安価に実現できるオプションサービス。さくらのクラウドだけではなく、「さくらのVPS」「さくらの専用サーバ」とも接続ができる。

「ローカルルータ」概要

 ローカルルータを利用することで、たとえばMSP事業者であれば、共通の監視基盤を使って監視サービスなどを閉域網内で安全に提供できる。また、企業の情報システム部門においては、共通のネットワーク配下のまま、社内の各部門ごとの契約とすることで、部門別の利用金額を明確化できる。

 ローカルルータの料金(税込)は、月額2700円/日額135円/時間額12円。ローカルルータで接続するスイッチ数分の契約が必要となり、たとえば3社間で接続したい場合には、3社それぞれでローカルルータの契約を行うことになる。対象サービスは、さくらのクラウドの石狩第1ゾーン/石狩第2ゾーン、さくらのVPSの石狩第1ゾーン、さくらの専用サーバの石狩第1ゾーン/石狩第2ゾーンで、今後、対象ゾーンを拡大予定。