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NECプラットフォームズ、スマホも利用可能な外食業向けオーダリングシステム新製品
2017年5月23日 06:00
NECプラットフォームズ株式会社は22日、外食業の店舗・本部トータルパッケージ「FoodFrontia」の次世代システムとして、オーダリングシステムの新製品を発表した。ハンディターミナル5台、キッチンプリンター2台を想定したシステムの価格(税別)は198万円。出荷開始日は7月1日。
新製品では、専用端末のハードウェアとアプリケーションの機能・性能を向上。ハンディターミナルは、搭載液晶の解像度向上(WVGA)とともに、スワイプ操作への対応により、見やすさと使いやすさを強化した。耐薬品性、落下耐久性(6面4角1.5m)など、外食店舗が要求する耐環境性能を実現。さらに、ユニバーサルデザインを考慮したGUIにより、店舗フロア担当者の国籍・年齢などの多様化に対応し、教育時間やコストを削減する。
また、ハンディターミナルに実装されたNFCまたはBluetoothを使って、来店顧客のスマートフォン連携によるサービス強化や、テーブル情報の読み取り、レシート出力などによる店舗業務の効率化、生産性向上を実現する。
キッチンプリンターは、さらなる小型化による設置性と、液晶パネルのカラー化による操作ガイド表示や警告表示(紙なし・紙詰まりなど)の視認性を向上した。
さらに、他システムや来店顧客向けFree Wi-Fiが共用可能な無線LANシステムを提供。オーダリング用の無線LANシステムと、店内の他ITシステムや来店顧客向けサービス、インバウンド対応に不可欠なFree Wi-Fiが共用できるため、システム投資のコストダウンが可能。新たにサポートするアクセスポイント「NA1000シリーズ」の利用により、高速かつ安定した、セキュアな無線LAN環境を提供する。
オーダリング専用機に加え、スマートフォンなど汎用機の利用も可能。スマートフォンなどでオーダリング専用機と同じ運用が利用可能なアプリケーションを用意し、専用機と汎用機の混在も可能。使い慣れた汎用機の活用により、新人教育期間の短縮などが期待できるとしている。
また、予約サイトやクーポン配信など、販促・マーケティングとの連動による外食店舗のオムニチャネル化に対応し、さまざまなアプリケーションベンダーと連携するエコシステムプラットフォームを実現する。
NECプラットフォームズでは、システムを今後3年間で2万店舗に導入する計画。