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日立、クライアントシステムの検討・導入から運用までを支援するソリューション

 株式会社日立製作所(以下、日立)は16日、法人におけるクライアント環境のシステム検討、導入から運用までを支援する「仮想ワークスペース トータルソリューション」を発表した。

 日立のIT部門では、グループ内で大規模なVDI基盤の運用と、グループ全体で約20万台の端末管理を実施しており、グループ会社や拠点向けに、これらのノウハウを標準化したサービスを提供している。

 今回のソリューションは、こうした自社でのノウハウと、顧客企業への多数のSI・運用実績をもとにしており、クライアント環境の選定時において、ITの各種課題を明確化するコンサルティングサービス「クライアントインフラ・グランドデザイン コンサルティングサービス」と、端末の導入・運用を代行するBPOサービスの「統合クライアントサービス」、VDI基盤の提供をワンストップで行う。

 「クライアントインフラ・グランドデザイン コンサルティングサービス」では、業務ごとのセキュリティ統制と利便性のバランスを検討。また、各企業のクライアント環境におけるセキュリティや運用のポリシー、業務内容を踏まえて課題を洗い出し、最適な端末やVDI基盤を組み合わせたクライアント環境の提案を実施する。

 「統合クライアントサービス」では、日立のIT部門の導入・運用ノウハウをもとに、端末調達・設定、回収などのハードウェア管理サービス、端末の稼働管理やソフトウェアの設定・更新といったソフトウェア管理サービスを提供するとした。

 VDI基盤はVMware Horizonに対応し、通常のOA用途のほか、VDI基盤上での3次元CAD利用や動画編集などグラフィック処理用途でも利用可能とのこと。また、日立の専用サポート窓口にて24時間365日のシステム監視を行い、安定稼働を支援する。

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