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デジタルアーツ、画面撮影による不正を抑止する機能を搭載した「FinalCode 5.2」

 デジタルアーツ株式会社は、企業・官公庁向けファイル暗号化・追跡ソリューション「FinalCode」について、画面撮影による不正を抑止する機能を搭載した新バージョンとなるVer.5.2を、2月1日から提供する。

 FinalCodeは、RSA/AES256に準拠した暗号化技術を利用して、ファイルをパスワードレスで暗号化できるファイル暗号化/追跡ソリューション。ファイルの暗号化時に閲覧可能者と閲覧権限をファイル単位で設定するため、仮にファイルが流出してもファイル内の機密情報が漏れることはなく、リモートで権限変更やファイルの消去を行える。

「FinalCode」Ver.5.2の画面透かしのイメージ

 新バージョンでは、暗号化ファイル内データのコピー/ペーストおよびキャプチャアプリケーションの同時起動を制御する機能に加え、ファイルを開いた時に画面上に表示されるデータに透かしを入れる機能に対応。デジタルカメラやスマートフォンのカメラなどのデバイスによって表示画面を撮影された場合に、日時やデータ表示端末を識別するための情報が写り込むため、不正利用への抑止力が働く。

 ネットワーク分離等により、端末から仮想環境に接続して業務を行っている環境においても、仮想環境上の重要ファイルに画面透かしを入れ、同様の対応を行える。

 また、FinalCodeでは、クラウドストレージ「Box」との連携により、Boxからダウンロードした後のファイルの権限管理/削除が可能となる機能を既に搭載しているが、新バージョンではさらに連携を強化し、「FinalCodeファイルのプレビュー」機能を搭載。Boxにアップロードされたファイルは自動的に暗号化されるが、FinalCodeファイルのプレビュー機能を利用することで、暗号化されたままの状態でファイルの内容をBox内で表示できるようになった。