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オリエントコンピュータ、指紋認証機能付きUSBメモリを一元管理するソリューション「ULMS Basic」

 オリエントコンピュータ株式会社は5日、指紋認証機能付きUSBメモリ「フィンガーセブンSプロ」の関連製品として、同メモリの利用ログを一元管理できるソフトウェア「ULMS Basic」を発表した。

 「フィンガーセブンSプロ」は、指紋認証によるログイン認証、ソフトウェア・ハードウェアによるデータの暗号化、第三者によるデータ復元を完全にブロックするデータ完全消去機能などを備えたセキュリティUSBメモリ。

 単体でもログ収集に対応しているが、所定の数を超えた場合は自動的に古いログが消去される仕組みのため、外部でUSBメモリを紛失した場合や、大量のファイルを利用する場合、長期間のUSBメモリ利用記録が必要な場合などにはすべてのログを把握できない、といった課題があった。

 しかし、今回提供する「ULMS Basic」を利用すると、リアルタイムログ保存に対応するほか、USBメモリおよびUSBメモリ内ファイルの利用ログが大量・長期間の場合でも管理可能になる。取得可能なログは、ファイルの追加(保存)、削除、修正、暗号化、復号化、消去、ファイル名変更など20項目以上。

 またUSBメモリを紛失したり盗難にあってしまったりした場合でも、リモート操作でUSBメモリへのアクセスロック、あるいは発見後のロック解除を行える。さらに、Wi-Fi情報利用の位置情報取得機能を用いると、管理Web GUI上にUSBメモリが利用された場所を表示できるという。

 なお、1本のUSBメモリには32ユーザーまでの利用者を登録可能。1システムでは、100本までのUSBメモリの管理に対応している。

 OSは、Windows 7/8.1/10に対応している。