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NEC、IoTの端末やネットワーク状況に合わせて通信を自動で管理・制御する「IoTサービスイネーブラ」を開発

 日本電気株式会社(以下、NEC)は20日、次世代無線インフラのアーキテクチャの1つである「モバイルエッジコンピューティング(MEC:Mobile Edge Computing)」にも利用可能な、ネットワークを自動で管理・制御可能な基盤「IoTサービスイネーブラ」を開発したと発表した。

 IoTサービスイネーブラは、IoTサービスで利用するセンサーやカメラなどのデバイスの情報やネットワークの状況をリアルタイムに管理し、把握・分析した情報をもとに、ネットワークを自動制御する。これにより、例えば、低遅延な通信が求められる自動運転サービスと、数時間に一度の通信が求められる自動販売機の在庫管理サービスが同じネットワーク上で利用されている場合、自動運転サービスに多くのネットワークリソースを自動で割り当てるといったことが可能になる。

 サービスに利用するアプリケーションとのインターフェイスや、第3世代移動通信システム(3G)をはじめ、携帯端末等の通信規格の標準化を行うプロジェクトである3GPPで規定されたネットワークとのインターフェイス、M2Mに関するグローバル標準仕様策定プロジェクトであるOneM2Mで規定されたセンサやカメラなどとのインターフェイスを搭載。IoTサービスに利用されるセンサーやカメラなどが取得した情報と、モバイルネットワークのトラフィックの特性・状況を、どちらもリアルタイムに把握・分析できる。

 また、各IoTサービスが求めるネットワーク性能や、センサやカメラなどが取得した情報やネットワークのトラフィックの特性・状況の分析結果をもとに、各サービスに適した、ネットワークリソースの割り当てや、ネットワークの設定変更などを自動で行う。

 これらの仕組みにより、各IoTサービスに合わせたネットワークの効率的な運用を実現し、低遅延や高速通信が必要なサービスを実現するとともに、ネットワークの運用コストや設備投資の効率化、次世代通信規格5Gの実現に貢献するとしている。