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NECフィールディング、企業のインシデント対応を支援するサービス 自社の保守網を利用

 NECフィールディング株式会社は、マルウェア感染などのセキュリティインシデント発生時に企業の対応を支援するサービス「セキュリティインシデントサポートサービス」を販売開始すると発表した。提供開始は2017年1月4日の予定。また、緊急度の高いセキュリティインシデントを早期に解決するために、24時間365日対応の専門センター「セキュリティテクニカルセンター」も新設している。

 セキュリティインシデントサポートサービスは、企業でのセキュリティインシデント発生時に、電話での対応支援に加え、エンジニアが現地に出向いて調査・解析作業を行うサービス。問い合わせ受付からエンジニアの派遣、現地対応までを24時間365日体制で行うため、サイバー攻撃などの緊急度の高い脅威に対しても、リアルタイムに迅速なサービスを提供できるという。

 エンジニアは、セキュリティテクニカルセンターで現地でのオンサイト対応が必要と判断した場合に、全国約400カ所のサービス拠点の最寄拠点から派遣され、ヒアリング、データ保全などの調査・解析作業を実施する。こうした体制のため、首都圏に限らず、全国各地で均質なサービス提供が可能とした。

 また、調査結果と一次対応および恒久対応策を含めた報告書を提出し、ユーザー企業が希望する場合は、協業パートナーと連携したフォレンジック調査も実施する。

 メニューとしては、端末1台あたり年額6000円(税別、PC10台から)の契約サービスと、1回40万円(税別、対応時間20時間、フォレンジック調査なしの場合)からのスポットサービスを用意する。

 また、NEC製PCのハードウェア保守サービス「Mate/VersaPro SupportPack G6」にバンドルした「PCセキュリティインシデントサポートパック」もラインアップしており、コール受付からオンサイトでの支援までをシームレスに対応するとした。こちらの価格は、3年パックの場合、1台あたり1万4400円(税別)で、別途PCのハードウェア保守料金が必要になる。