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Workday、財務計画と要員計画を統合した新アプリケーション「Workdayプランニング」

 米Workdayは27日、財務管理の「Workdayファイナンシャル マネジメント」と、人材管理の「Workdayヒューマン キャピタル マネジメント(以下、Workday HCM)」を組み合わせ、単一のシステム内で財務計画と要員計画を統合したアプリケーション「Workdayプランニング」の提供を開始すると発表した。

 Workdayでは、一般的に企業の財務計画と人財計画は分離されており、データは複数のシステムやサイロ化されたスプレッドシートに格納されているため、財務、人事、事業部門のリーダーは、分析やビジネス成果の推進よりも、データの完全性を確保するために、かなりの時間を手作業での計算に費やしていると説明。

 一方で、買収や合併、新たなビジネスモデルの採用、グローバル進出など、さらに加速するビジネスの動きに対応するために、企業や組織は将来についての決断を即座に下すことが求められているとして、こうした課題に応えるエンタープライズプランニングの新たな手法を提供するとしている。

 Workdayプランニングでは、月・四半期・年ごとに財務および人財計画の構造を定義し、計画策定機能を使用して、システム内の履歴やリアルタイムの財務・人事データを活用することで基本計画を策定できる。プランニングチームは、Workdayのセキュアなエンタープライズ環境内で、使い慣れた機能的なスプレッドシートを利用できるワークシートにより、トランザクションデータをライブで活用してモデルやシナリオを生成し、主要なステークホルダーと連携しながら予算、予測、人員計画を練り直し、確定できる。

 計画を実行する中で、企業は分析とビジュアライゼーション機能をビルトインしたリアルタイムの財務・経営レポーティング機能を活用し、ドリルダウンすることで、進捗状況を追跡し、ビジネスや市場に変化あれば予算や予測を調整できる。

 こうした機能により、アドホックな予測による投資有効性の評価や、成長を支援する最善の人員配置モデルの判断、拡大戦略とコスト管理の改善などが行えるとしている。