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コクヨ、kintoneからFAXや郵送で帳票を送る機能をプラスする「Repotovas」

 コクヨ株式会社は26日、株式会社ソウルウェアと連携し、ビジネスアプリプラットフォーム「kintone」上の業務アプリケーションから帳票のデータ出力と自動配信を行う、小規模事業者向けのクラウドソリューション「Repotovas(レポトバス)」を11月1日から提供開始すると発表した。

 ユーザーがkintone上の業務アプリケーションから請求書などの帳票を出力して取引先に送付する場合、従来はデータを一度紙に印刷し、手作業で郵送したり、FAX送信したりする必要があった。

「Repotovas」システム概要図

 Repotovasは、kintone業務アプリケーション画面上のボタンをクリックするだけで、PDFやExcelの帳票をデータ出力し、あらかじめ設定した宛先への自動配信を行うツール。これにより、日々発生する請求書や注文書、納品書など、社外向けの帳票配信にかかるコストと業務の負担を軽減する。送信手段はFAX、ファイル送信、郵送と宛先ごとに選択でき、取引先のニーズを満たしながら、社内業務のペーパーレス化と自動化を可能とする。

 ツールの設定や操作は、以前よりkintoneでサービスの提供を行っている株式会社ソウルウェアの「RepotoneU(レポトンユー)」を利用するため、シンプルでわかりやすく、簡単に帳票の生成、配信を行える。

 サービスの提供価格は、初期費用が3000円、月額基本利用料が3000円。帳票の送信は従量課金で、FAX送信は25円/枚、ファイル送信は10円/送信、郵送代行は180円/通(6ページまで封入可能)。利用にはkintoneとRepotoneの契約が別途必要。コクヨでは、2019年末までに300社への導入を目標とする。