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ティントリ、ハイブリッド型仮想化専用ストレージのハイエンドモデル「VMstore T885」

 ティントリジャパン合同会社(以下、ティントリ)は26日、ハイブリッド型の仮想化専用ストレージ「Tintri VMstore T800ハイブリッド シリーズ」において、ハイエンドモデル「Tintri VMstore T885」(以下、T885)を提供すると発表した。同日より販売と出荷を開始する。

 「Tintri VMstore」は、仮想環境での利用に特化して開発されたストレージ。ストレージが仮想マシン(VM)を認識する“VM Aware”である点が特徴で、しかしTintri VMstoreでは、仮想環境で何が起こっているかを可視化し、個別に制御できるため、ワークロード単位での最適化を行うことができる。

 「Tintri VMstore T800ハイブリッド シリーズ」は同社製品のうち、高速なSSDとコストパフォーマンスの良いHDDを組み合わせたラインアップで、今回はその最上位に位置する「T885」を新たに提供する。この製品では、コスト効率の高い3次元NAND型フラッシュの採用により、圧縮や重複排除を効かせた場合の論理実効容量が、従来製品「T880」と比べて20%増の120TBへ拡張されたほか、性能が25%向上し、1つの筐体で13万2000IOPSの性能を発揮できるとのこと。

 また、オプションの「VMスケールアウト」ソフトウェアを利用すると、32筐体のスケールアウトにより、最大約422万IOPSの高性能な仮想環境向けストレージプールを提供できるという。

 参考価格は4857万6000円(税別)からで、実効容量は61TB(T880は51TB)、サポートVM数は従来と同じ3500まで。

 また今回の発表に伴って、1VMの最大vDisk容量を64TBまでサポートできるようになった。ティントリでは、既存の物理ファイルサーバーを仮想環境に移行してTintri VMstore上で稼働させることにより、ストレージの集約化や管理の簡素化が実現するとしている。

Tintri VMstore T885