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謎のモバイル版Surface、「一つのWindows」の重要なピース?

 Microsoftはモバイル分野では苦戦している。Windows 10 Mobileスマートフォンはふるわず、もはや打ち切りかとの憶測も飛ぶほどだ。だが、もちろんモバイルを捨ててはいない。今月になって、従来のWindows 10 Mobileとは異なる未知のデバイスがあると報じられた。真偽のほどは不明だが、そう信じられる要素は多い。

謎のモバイルデバイス「Microsoft Surface Mobile」

 6月第2週、中国の映像共有サイトBilibiliに公開された動画にモバイルフリークたちは騒然となった。「Microsoft Surface Mobile」というタイトルで、未発表のモバイルデバイスを紹介するものだったのだ。説明は「これは単なるハンドヘルド端末ではない。Qualcomm Snapdragonベースのモバイルプラットフォームであり、パフォーマンスと省電力の完全なバランスを備えている。そして、生産性を生み出す」という言葉で始まっていた。

 中国メディアによると、動画は正式なMicrosoftアカウントを介してアップロードされていたが、すぐに削除されたという。報じたメディアは誤って公開されたものだと見ている。

 既に実物は見られないが、ユーザーの手でスクリーンショットなどが取られ、一部の中国メディアや、それを引用した国外メディアで、概要をうかがうことができる。その一つPhoneArenaによると、Snapdragonのほか、次のような特徴が記載されていた。

  • 2画面を持つ2つ折り型ボディでヒンジは185度まで開く
  • 外部ディスプレイやプロジェクターにPC式画面を出力するContinuum対応
  • プロジェクター機能を内蔵し、約1時間の画面投影ができる
  • 専用のペン「Surface Pen」を備え、OneNoteを呼び出せる
  • 「Surface Peking」「Surface Slavonia」という2種類(型なのかは不明)がある

 いくつかのメディアは、昨年4月にMicrosoftが特許を取得した2つ折り構造「Mobile Computing Device having a Flexible Hinge Structure」に沿ったものだろうと推測している。また、ペンは先週末公開の「Windows 10 Fall Creators Update」のプレビューで明らかになった「Find My Pen」を思わせる。

 この数日前の5月30日、MicrosoftウォッチャーのPaul Thurrott氏のブログサイトThurrott.comが興味深いレポートを伝えていた。Microsoft内の2つの異なる情報源から得た話で、(1)Microsoft社内で新しいモバイルデバイスがテスト中(2)このデバイス用に、従来のWindows Mobileから分岐した別のOSが存在する――という内容だ。

 Surface Mobileが、そのデバイスである可能性がある。ひょっとして、長らくうわさに上っていた「Surface Phone」に相当するものかもしれない。