CTCSP、AI PCを活用しセキュアで快適な業務環境を実現するサービス「Digital Workplace for AI」

　CTCエスピー株式会社（以下、CTCSP）は、AI PCに、セキュリティ、ID管理、AI出力制御などの先端技術を実装して提供するサービス「Digital Workplace for AI」を開始したと発表した。

　Digital Workplace for AIは、PC単体でAI処理を完結できるAI PCに、CTCグループが協業する複数の海外パートナーの先端技術を実装して提供するサービス。外部にデータを送らずにPC内でAI処理を完結するため、情報漏えいのリスクを最小限に抑え、機密情報を安全に扱えるという。

　また、実装する技術は各社のシステム環境や業務要件に応じて柔軟な組み合わせが可能で、企業側が必要な機能を選択して利用できる点も特徴。生成AIを活用した自動翻訳や画像生成などによる業務効率化の支援、企業データの不正利用を検出し遮断するセキュリティ機能、ハルシネーションを検知して抑制する機能、一元的なユーザー認証基盤などを提供でき、企業のセキュリティポリシーに沿ったゼロトラストセキュリティの導入に対応するとした。

　さらに、AI PCにデータを残さないデータレスクライアント化や仮想デスクトップ構成にすることも可能。高度なAI処理に必要な作業の一部を端末に分散することで、GPUサーバーの電力消費を抑え、環境負荷の軽減にも貢献するとしている。

　CTCSPでは、AI利活用を通じて従業員の満足度向上に取り組む企業を中心に展開し、3年間で10億円の売上を目指す考えだ。