日立ソフトが組込みソフトウェア開発向けのSaaS型サービスを提供開始
2010年7月30日
日立ソフトが組込みソフトウェア開発向けのSaaS 型サービスを提供開始
~ 第一弾として、SuperH/RX ファミリ用C/C++コンパイラを提供 ~
日立ソフト(本社:東京都品川区、取締役社長:諸島 伸治)は、組込みソフトウェア開発に使用するソフトウェアをSaaS型で提供する、「組込み開発ツール提供サービス」を2010年8月2日より提供開始します。サービスラインアップの第一弾として「SuperH ファミリ用C/C++コンパイラ」(※1)と「RX ファミリ用C/C++コンパイラ」(span class="caption attention">※2)を提供します。短期間で利用開始できるため、急な開発人員の変動に対応でき、開発環境の初期導入費を抑えた効率的で無駄の少ない管理が行えます。
※1ルネサスエレクトロニクス株式会社製のCPUである「SuperH ファミリマイコン」用の組込みソフト開発を支援するコンパイラ
※2ルネサスエレクトロニクス株式会社製のCPUである「RX ファミリマイコン」用の組込みソフト開発を支援するコンパイラ
組込みソフトウェアの開発では、ターゲット機器毎に必要となる開発ツールやそのバージョンが異なるため、 開発環境の管理がプロジェクト管理者の負担になっています。特に近年では、組込みソフトウェアの開発サイクルが短くなっており、開発人員の変動が大きいことから、ツールライセンスの管理・運営が難しくなっています。
この課題への解決策として、日立ソフトは組込みソフトウェア開発で必要となる開発ツール、およびその実行環境を仮想PCに構築し、1ヶ月単位で提供するSaaS 型サービスを提供開始します。本サービスを利用することで、開発ツールを所有する必要が無くなり、必要なときに必要なだけ開発ツールおよびその実行環境を利用できるようになります。短期間で利用が開始できるため、開発人員の変動に備えて予め開発環境を用意する必要が無くなり、開発環境の初期導入費を抑えた効率的で無駄の少ない管理が行えます。
<組込み開発ツール提供サービスの特長>
組込み向け開発環境(開発ツールおよび仮想PC)を、開発人員の増減や体制変化に対して必要なときに必要な数だけ提供ソフトウェアの「所有」から「利用」に変えることで、ツール導入の初期費用を低減開発要件に合わせて、利用するツールの変更も容易開発ツールをプレインストールして提供。お客様によるインストールは不要。
本サービスは組込み開発環境向けクラウドソリューション「クラウド型組込み開発環境ソリューション」の1 つです。この度、サービスラインアップの第一弾として「SuperH ファミリ用C/C++コンパイラ」、および「RX ファミリ用C/C++コンパイラ」を提供し、今後サービスメニューのラインアップを充実させていく予定です。
<価格>
組み込み開発ツール提供サービス | 価格(税込み) |
SuperHファミリ用C/C++コンパイラ(1ライセンス) | 月額8400円 |
RXファミリ用C/C++コンパイラ (1ライセンス) | 月額8400円 |
初期導入費 | 7350円 |
※別途、仮想PC及びネットワーク接続利用料が必要となります。
(接続初期導入費用42,000円~、月額接続利用料45,150円~)
※本サービスは日立ソフトのクラウド型 統制IT基盤提供サービス「SecureOnline」上でサービス提供の環境を構築しています。
※本ソリューションは株式会社日立製作所のクラウドソリューション「Harmonious Cloud」のラインアップのひとつです。