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パスロジ、認証管理を一元化する「OTPプラットフォーム」発表

 パスロジ株式会社は21日、企業向け認証管理システム「OTPプラットフォーム」を新発表した。端末や部署ごとにバラバラな認証手段を一元化し、ワンタイムパスワード(OTP)を活用することで「パスワード使い回し」などのユーザー負担を抑制する。参考価格は、サーバーソフトウェアのライセンスが1台あたり45万円(初年度のみ)、ユーザーごとのライセンスが月額500円。

「OTPプラットフォーム」の導入イメージ

 コンピューターシステムへのアクセスには、パスワードなどによるユーザー認証が欠かせないものとなっている。しかし、アクセス先が基幹系か勤怠管理か、使用する端末がPCがスマホかなど、認証手段が多様かつ複雑なものとなっており、結果としてパスワードの使い回しの助長に繋がっていた。

 OTPプラットフォームではこの対策として、OTPを全面的に活用。ハードウェアトークン、ソフトウェアトークンなどでOTPを取得し、さらに「シングルサインオン」を実現することで、ユーザー・管理者双方の負担を軽減する。

 また、ユーザーの雇用形態や役職、ロケーションなどに応じて柔軟に運用ポリシーを変更できるようにした。部署の実情に応じてOTPの取得法を選択したり、アクセスできる端末を制限することが可能。

 OTPプラットフォームでは、新たな認証方式やシステム連携などにも対応していく予定。IoTの活用により、オフィスの入退室や機器についても管理できるようにするという。

森田 秀一