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ストラタス、無停止型サーバーシステム「ftServer」のLinux対応新モデル

 日本ストラタステクノロジー株式会社(以下、ストラタス)は4日、最新版の無停止型サーバーシステム「ftServer」のRed Hat Enterprise Linux対応モデルの販売を開始した。

 Red Hat Enterprise Linux Server 7を搭載する新モデル「ftServer 2800/4800/6800」は、最新のインテルXeon E5-2600 v3プロセッサを採用し、旧モデル比で75%を超えるパフォーマンス向上を達成。通信処理におけるジッターを徹底的に除去し、レイテンシーを低減することにより、連続可用性と高性能トランザクション処理を実現した。ネットワーク処理での高レスポンスを要求されるオンライン処理や金融アプリケーション、VoIPなどの通信分野において高パフォーマンスを発揮する。

 さらに、Solarflareとのパートナーシップにより、クリティカルなLinuxベースのアプリケーションに業界最先端の連続可用性とパフォーマンスを提供。ナノ秒単位での高速処理が不可欠な金融取引アプリケーションや、リアルタイムの処理が要求されるクレジットカードやデビットカードの承認などでは、ごくわずかのシステムのダウンタイムやレイテンシーであってもビジネスに支障を来すリスクが存在するが、Solarflare製品とストラタス製品を統合するパートナーシップにより、金融取引プラットフォームの無停止運用が実現するとともに、市場トップレベルの高速処理が可能になるとしている。

 標準本体パッケージの販売価格(税別)は、ftServer 2800が147万円から、ftServer 4800が336万3000円から、ftServer 6800が593万4000円から。価格にはメモリ、ストレージ、スイッチなどの価格および保守料金は含まれない。

三柳 英樹