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TKC、中堅・大企業向けの固定資産管理クラウド「FAManager」

 株式会社TKCは26日、中堅・大企業向けの固定資産管理クラウド「FAManager」を提供すると発表した。

 「FAManager」は、以前より提供している固定資産管理システムをリニューアルしたもので、クラウド化によって子会社からのデータ収集を容易にし、企業グループ全体での固定資産データの一元管理を可能にするという。

 具体的には、データ連携機能が強化され、固定資産にかかる決算・申告業務を効率的に行えるようにした。ERPパッケージや購買管理システムなどから固定資産情報をデータ連携できるようになったことで、固定資産の新規取得時や除却、リース解約時などの際に、固定資産管理システムに二重で登録する手間が不要になっている。

 さらに、平成19年の税制改正以降、様式が複雑化し、作成に手間がかかっていた「法人税申告書 別表16」が、ERPパッケージの情報を活用して効率的に作成できるようになったとのこと。また、「ASP1000R」「e-TAX償却資産」といったTKCの電子申告システムとあわせて利用すれば、固定資産にかかる法人税申告や償却資産申告について、簡単に電子申告まで実施できるとしている。

石井 一志