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アカウンティング・サース・ジャパン、税理士向けのマイナンバー管理サービス「マイナセキュリティ」を提供開始

 税理士のためのクラウド税務・会計・給与システム「A-SaaS(エーサース)」を運営するアカウンティング・サース・ジャパン株式会社は23日、マイナンバーをクラウド上で収集、管理、破棄できる新サービス「マイナセキュリティ」の提供を開始した。

 「マイナセキュリティ」は、税理士であればA-SaaSユーザーであるかに関わらず導入可能なクラウドによるマイナンバー管理サービス。税理士は、顧問先事業者より委託を受けてマイナンバーを収集・管理し、税務申告に利用する立場にあり、「通知カードが顧問先従業員の手元に届いたタイミングでマイナンバーを収集しないと、従業員が通知カードを紛失するなど、マイナンバーを適時に収集できなくなるリスクが高まる」といった税理士からの声を受け、サービスの早期提供を開始した。

 マイナセキュリティは、いずれの税理士事務所でも無料で導入可能。顧問先である中小事業者は、税理士を介してマイナセキュリティを無料で利用することができる。税理士事務所は、マイナセキュリティを利用して顧問先事業者の従業員に固有のIDを発行し、顧問先事業者の従業員はそのIDから管理画面にログインして、直接マイナンバーを入力できる。

 PC、スマートフォン、タブレットなどで入力されたマイナンバーはマイナセキュリティに安全に保管され、A-SaaSクラウド給与システムや税務システムと連動できる。税理士事務所は、A-SaaSクラウド税務システムとマイナセキュリティの両方を利用することで、手元にマイナンバー情報を持つことなく、クラウド上でシームレスに源泉徴収票、所得税など電子申請・電子申告をすることが可能になる。

 アカウンティング・サース・ジャパンは、マイナセキュリティをサービスラインナップに加えることで、オンライン上で日々の記帳からマイナンバーを利用した税務申告までをクラウド上で完結できるシステムとなった。また、10月より提供を開始するマイナセキュリティの有償オプションサービス「マイナドライブ」により、マイナンバー収集時の本人確認書類を画像でクラウド上に長期保存いただくことも可能になる。

三柳 英樹