PwC、日本マイクロソフト、Annataの3社、ディーラー業務管理システムで協業

　プライスウォーターハウスクーパース株式会社（以下、PwC）は20日、日本マイクロソフト株式会社、アイスランドAnnataと、AnnataのDMS（ディーラー業務管理システム）「Dynamics IDMS」の日本展開サービスにおいて、協業を開始したと発表した。

　Annataは、自動車や建機、重機、農機といった産業機械に特化したソフトウェアソリューション開発・導入支援を行っている企業。ERP製品「Microsoft Dynamics AX」をベースとしたDMS製品「Annata Dynamics IDMS」を提供している。

　今回の協業では、自動車・産業機械業界を対象とし、PwCが提供する販売・在庫管理・アフターサービス管理などのディーラー業務に対するコンサルティングサービスと、Dynamics AX、Annata Dynamics IDMSを組み合わせ、DMS領域の課題抽出から導入・定着までの、一貫したサービスを提供する。

　このサービスでは、車両本体の基本情報管理機能、部品やオプション品の販売・在庫管理機能、アフターサービスを含めた車両本体をベースとする履歴情報管理機能が保有できるほか、これらの情報を活用した、定期メンテナンスや部品交換タイミングなどの把握と、販売計画の立案が可能になるとしている。

　またPwCでは、日本マイクロソフトおよびAnnataと協力し、DMS領域におけるセミナー開催をはじめ、共同マーケティング活動も展開する。その第1弾として10月には、自動車・産業機械業界の販売部門、IT責任者を対象に、グローバル管理基盤強化に関するセミナーを、都内で開催する予定だ。