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オンラインで処方薬の対面販売を実現、エムキューブとブイキューブがコミュニケーションサービスを共同開発へ

 エムキューブ株式会社と株式会社ブイキューブは17日、オンラインで処方薬の対面販売を実現するコミュニケーションサービスを共同開発すると発表した。ブイキューブが提供するWeb会議サービスをもとに、離島やへき地における処方薬の対面販売実現に必要な機能開発を実施するという。

 現在、国家戦略特区の拡充策として、離島やへき地では薬剤師による処方薬の服薬指導の対面原則が緩和され、オンラインでの対面販売が認められる見込みとなっている。こうした状況を踏まえて両社では、医師、薬剤師、患者がスマートフォンなどからWeb会議を用いてオンライン対面し、処方薬の対面販売を実現するビジュアルコミュニケーションサービスを開発するとした。

 また今後は、遠隔医療分野での両社の知見を生かし、遠隔での医師による診療行為、薬剤師による服薬指導、定期的な医師との面談など、患者が通院することなく受けられるプラットフォームの構築を目指すとのこと。両社では、地方に加えて都市部の患者の負担軽減にもつながるよう、病院やクリニック、調剤薬局、自治体、医療情報システムベンダーなどの関係者と協力し、実用化に必要なシステム連携に取り組むとしている。

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石井 一志