テクマトリックスが「Aruba ClearPass」販売、無線LANを支える認証基盤

　テクマトリックス株式会社は14日、アルバネットワークス株式会社（以下、アルバ）と販売契約を締結し、統合認証基盤「Aruba ClearPass（以下、ClearPass）」の販売を開始した。テクマトリックスは企業向けの安全な無線LAN環境を実現するにあたり、マルチベンダー対応の統合認証サービスとしてClearPassを訴求していく。

　ClearPassは、モバイル接続において、ユーザー自身でプロビジョニングが行える統合認証基盤システム。有線・無線・VPNに対応し、アルバ以外のネットワーク製品でも使えるマルチベンダー対応などが特徴となる。

　有線・無線・VPN接続時の認証サーバーとして動作し、デバイス登録やポリシー設定、レポート機能などを備える「Policy Manager」を中核に、無線LAN設定を自動化する「OnBoard」、デバイスの健全性をチェックする「OnGuard」、ゲストアクセスに対応する「Guest」、サードパーティ製品との連携を可能にする「Exchange」といったソフトモジュールで構成される。

　テクマトリックスは、企業の無線LAN導入およびモバイル端末利用を支援する製品として展開する予定。同社自身、2015年5月7日付で移転した新オフィス（港区泉岳寺）でアルバの無線LAN環境を導入しており、そこでの導入経験も生かし、各社の無線LAN製品とともにClearPassを提案していく。

　また今後は、マルチベンダー評価環境を整え、POC（事前検証）サービスを提供するほか、ClearPassのトレーニングセンターを開設し、同製品の国内認定エンジニアを増員する考え。