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DISとネットアップ、FAS2520ストレージを中堅企業向けにパッケージ化

 ダイワボウ情報システム株式会社(以下、DIS)とネットアップ株式会社は7日、エントリーモデルのストレージ製品「NetApp FAS2520」を中堅企業が導入しやすいパッケージに統合し、「NetApp FAS2520 DISオリジナルパッケージ」として提供開始すると発表した。DISの全国約90の営業拠点、および約1万7000社の販売パートナーを通じて提供される。参考価格は、135万7100円(税別)から。

 「NetApp FAS2520 DISオリジナルパッケージ」は、ストレージ製品のNetApp FAS2520を、ファイル共有の効率化やデスクトップ仮想化、サーバー統合など、中堅企業のニーズや用途に合わせて導入できるようにしたパッケージ。ストレージシステムへの投資を簡単に把握できるよう、冗長構成などさまざまなニーズに合わせた合計10モデルのパッケージが用意されており、システム構成の最終決定前でも概算費用を確認できるという。

 また、投資やストレージシステムを最適化するため、ネットアップ製品に関するノウハウを備えた担当者による導入サポートや、保守作業に関するサービスも提供される。

 パッケージの中核となるNetApp FAS2520は、ネットアップ独自のストレージOSであるclustered Data ONTAPを搭載した、2Uサイズのエントリーストレージ。エントリーモデルでありながら、大企業向けストレージ製品と同じアーキテクチャで構成されているのも特徴で、データ管理機能を活用してデータ管理を簡素化できるほか、ボタンをクリックするだけで業務を自動化できるソフトウェア管理機能により、煩雑な繰り返し業務が不要になるという。

 また、小規模構成からスタートし、初期導入コストを最小限に抑えながら、ストレージ容量のニーズに合わせて、システムを停止することなく拡張することも可能とした。

NetApp FAS2520

 なおDISでは、「NetApp FAS2520 DISオリジナルパッケージ」と、Cisco UCSサーバーや仮想化ソリューションを組み合わせたFlexPodの販売を強化するとともに、パートナー各社との協業をさらに強化し、「NetApp FAS2520 DISオリジナルパッケージ」とサーバー製品やネットワーク製品を統合した、中堅企業に最適なITシステムの導入を支援するとしている。

石井 一志