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セキュリティベンダーの米DAMBALLAが国内展開を開始、アズジェントが販売

 米DAMBALLAは7日、日本オフィスである「DAMBALLAジャパン」を開設すると発表した。株式会社アズジェントを販売元として、同日より国内展開を開始する。

 DAMBALLAは、自動ブリーチ(抜け穴)防御ソリューション「DAMBALLA Failsafe」やサービスプロバイダ向けソリューション「DAMBALLA CSP」などを提供しているセキュリティベンダー。DAMBALLA Failsafeは、SIEMやフォレンジック製品、ネットワーク・エンドポイントセキュリティ、調査・インシデントレスポンスなど、さまざまなソリューションと連携して、セキュリティを強化する製品で、セキュリティ防御層をすり抜けた攻撃者の疑わしきネットワーク挙動を、8種類のエンジンによって継続的に監視し、ビッグデータによるインテリジェンスを生かした独自エンジンにより、さまざまな挙動の証拠を相関分析するという。

 特徴は、分析結果から対応緊急度の高い感染PCをピンポイントに判定する点で、積み上げた証拠はインシデントレスポンスチームの対応に十分な情報を提供するとした。またDAMBALLAのインテリジェントな判定と一連の証拠は、セキュリティ分析作業を効率化し、レスポンス時間の短縮に貢献するとのこと。

 同社では、大企業の社内コンピュータセキュリティ対応チーム(CSIRT)、システムインテグレーターやマネージドセキュリティサービス事業者(MSSP)のSOCサービスを支援するシステムとして、あらゆる組織規模のエンドユーザーに対し、マルウェア感染による被害を水際で対策する「フェールセーフ」になるとアピールしている。

 売り上げの目標としては、初年度2億円、3年で10億円としている。

石井 一志