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IIJ、スマホ向けワンタイムパスワード管理アプリ「IIJ SmartKey」
(2015/4/3 14:15)
株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は1日、iOS/Android向けのワンタイムパスワード管理アプリケーション「IIJ SmartKey」の提供を開始した。App StoreまたはGoogle Playから無料でダウンロードできる。対応OSは、iOS 8.1以降またはAndroid 4.0以降。
ワンタイムパスワードは、1回限り有効な使い捨てのパスワード。電子商取引やSNSなどで本人認証を行う際、通常のID/パスワードのユーザ認証に加えて、ワンタイムパスワードを利用した二要素認証(二段階認証)を実行することで、成りすましによる不正ログインなどを防ぎ、セキュリティレベルを高めることができる。
IIJ SmartKeyは、スマートフォン向けのワンタイムパスワードを生成するアプリ。TOTP(Time-based One-time Password Algorithm、RFC 6238)と呼ばれる標準規格の時刻同期式ワンタイムパスワード認証技術に対応した、さまざまなウェブサービスの二要素認証で利用でき、複数のワンタイムパスワードを一元管理できる。
第三者による不正操作を防ぐため、アプリ起動時にはTouch IDまたはパスコードによる認証が要求されるほか、認証の失敗回数によって一定時間入力をブロックする。アプリの設定情報はQRコードでエクスポートでき、機種変更の際は旧端末上に表示させたQRコードを新端末で読み取ることで設定情報を引き継げる。
ワンタイムパスワード桁数は6桁または8桁。更新間隔は10秒~8万6400秒。対応言語は日本語、英語(6月対応予定)。動作確認済みウェブサービス(2015年3月13日現在)は、IIJセキュアMXサービス(スペアメールオプション)、Amazon Web Services、Dropbox、Evernote、Facebook、Googleアカウント、Google Apps for Work、Microsoftアカウント。今後も順次追加していく。