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ネットギア、Windows環境向けのバックアップソリューション

 ネットギアジャパン合同会社(ネットギア)は9日、Windows PCのHDDイメージをバックアップするソリューション「ReadyRECOVER」を販売開始した。ネットギアのネットワークストレージ「ReadyDATAシリーズ」と、Windows OSにインストールするバックアップエージェントの組み合わせで実現される。

 ReadyRECOVERは、Windows PCのHDDイメージを、OS領域を含めてすべてフルバックアップするアプライアンス。最短15分ごとに、ネットワーク経由でのバックアップを行うことができる。

 初回のフルバックアップでバックアップしたデータに、ブロックレベルでの増分バックアップを合成し、仮想的なフルバックアップを作り上げているため、ユーザーは任意の時点でのバックアップから、容易かつ迅速にリカバリできるとのこと。ネットギアでは、PCの故障などでHDDの内容が失われても、代替PCを用意してから1時間程度で復旧できるとしている。

 またバックアップしたデータに対して、リアルタイムで書き込み検証を行うため、検証ジョブやメンテナンスをすることなく、24時間バックアップを動作させることが可能とした。

 レプリケーションにも対応しており、WANを経由して遠隔地のReadyRECOVERへバックアップデータを転送することもできる。なお、この際はユニークなバックアップデータのみが遠隔地へ転送されるので、帯域幅を節約可能とのことだ。

 なお、Windowsベースのサーバー、仮想マシン、ワークステーション、PCに対応しており、バックアップ対象となるWindows環境ごとに、ReadyRECOVERのソフトウェアライセンスを購入する必要がある。またVMware、Hyper-V、XenServerなどの主要な仮想化プラットフォームもサポートしている(ゲストOSはWindowsのみ)。

 ReadyRECOVERライセンスの参考価格は、「デスクトップライセンス」が9800円(税別)、「Exchange Restore ライセンス」が26万円(税別)、「Small Business Server ライセンス」が5万5000円(税別)、「サーバ ライセンス」が9万8000円(税別)、「仮想サーバ ライセンス」が4万2000円(税別)。このほか、ReadyDATA 5200あるいはReadyDATA 516と、内蔵するHDDが必要になる。

石井 一志