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IDCフロンティアが「キャッシュ機能」提供、Yahoo! JAPANのコンテンツ配信技術を基に

Webコンテンツダウンロードを約10倍に

 株式会社IDCフロンティアは1日、ヤフー株式会社(以下、Yahoo! JAPAN)のコンテンツ配信技術を生かした「IDCフロンティア コンテンツキャッシュサービス(以下、コンテンツキャッシュ)」を開始した。

 コンテンツキャッシュは、月間平均624億PVにのぼるYahoo! JAPANを支えるコンテンツ配信技術とネットワーク設備を基に、インターネットの出入り口となる東日本・西日本のYahoo! JAPAN配信拠点設備内にキャッシュサーバー群を配置し、IDCフロンティアのクラウド、ストレージ、データセンター内のコンテンツを高速配信する。これにより、大量アクセス時のサーバー負荷、およびネットワーク帯域のひっ迫などを軽減し、顧客のWebサイトコンテンツダウンロードやレスポンスを向上させる。

 同社は、最低利用期間・転送量コミットなし、1GBあたり9円の従量課金で、コンテンツ配信を約10倍高速化するとしている。IDCフロンティアのクラウド、オブジェクトストレージとコンテンツキャッシュ間のデータ転送量は無料となる。キャッシュ削除や、ログレポート、トラフィックサマリー閲覧が可能なコントロールパネルも提供される。

川島 弘之