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Androidアプリに正確な屋内測位を組み込めるSDK「SiRFusion」
(2014/11/21 13:10)
CSRは21日、Androidアプリ開発者向けソフト開発キット(SDK)「SiRFusion」を発表した。正確な屋内測位機能を実現する。
現在、位置情報の活用においては、屋内での物流管理・追跡、eコマースのターゲットサービスに利用されるものに加え、屋内測位によって得られた位置情報や、これをもとにした分析と各種SNSアプリを関連付けるもの、あるいは屋内ナビゲーションを提供するものなどさまざまな機能が登場している。開発者はSiRFusionライブラリを利用することで、これらを迅速に自社製品に取り込める。
リアルタイムのWi-Fi信号や衛星測位情報、歩行者用推測航法、クラウドベースで提供されるCSRポジショニング・センターからの情報などを組み合わせ、屋内における位置を正確に計測する。施設内を来場者が移動することで、Wi-Fiアクセスポイント情報を自動的に補足するとともに、Bluetooth、Wi-Fi往復遅延時間(RTT)、アイメス(IMES:Indoor MEssaging System)などにも対応できるよう設計されている。
これらにより「実用に耐えるレベルの正確な屋内測位」(CSR)を実現するのがSiRFusionの狙いだ。
Android向けのSiRFusionは、Android 4.4以降で動作するすべてのアプリに組み込むことが可能。SDKは2015年第1四半期中にはWebサイトからダウンロードして利用できるようになり、SiRFusionライブラリ, API詳細情報および開発者用ガイドが同梱される。
日本ではシーエスアール株式会社が12月3日~5日に東京ビッグサイトで開催されるSEMICON Japan 2014:World of IoTのCSRブースにて展示およびデモを行う予定。