IIJのM2M総合サービス、ゲートウェイ機能を仮想化して導入しやすく

　株式会社インターネットイニシアティブ（IIJ）は、M2M/IoTに必要なシステム要素をワンストップで提供する「IIJワイヤレスM2Mソリューション」において、仮想化して導入しやすくしたクラウド型ゲートウェイ機能を12月1日から提供する。

　IIJワイヤレスM2Mソリューションは、通信端末、モバイル回線、クラウド基盤、アプリまでをトータルに提供し、顧客に最適なM2Mシステム構築を支援する。端末から専用のゲートウェイを介して、顧客社内やクラウド上のセンター側システムと安全な通信を可能にするのだが、従来は、契約ごとに大規模なセッション数を収容するゲートウェイ機器を導入する必要があり、小規模利用の際には導入のハードルが高かったという。

　今回の機能拡張では、ゲートウェイ機器を仮想化したクラウド型ゲートウェイとして提供。顧客は物理的な制約を気にせず、セッション数の増減に柔軟に対応でき、100セッションからの小規模利用も可能となる。さらに、クラウド化で導入までのリードタイムが約1/3に短縮されるたま、より迅速にM2Mシステムが構築できるとしている。

IIJワイヤレスM2Mソリューション 構成図