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MicrosoftとDropboxが提携、Dropboxを使ったOfficeドキュメントの扱い容易に

 米Microsoftと米Dropboxは4日、オフィススイート「Microsoft Office」とオンラインストレージ「Dropbox」の連携を強化することで提携したことを発表した。

 オンラインストレージ「OneDrive」を擁するMicrosoftが競合サービスのDropboxと提携することは異例だ。

 提携の理由について、Microsoft CEOのSatya Nadella氏は「我々のモバイルファースト、クラウドファーストの世界で、人々はデバイスやプラットフォームに関係なく、創造し、共有し、共同作業をするための簡単な方法を必要としている」と説明した。

 この提携の結果として、Dropbox内のOfficeドキュメント取り扱いが容易になる。

 まず、Dropboxアプリから直接Officeドキュメントファイルを編集できる。編集されたファイルは自動的にDropboxに保存・同期される。

 また、Officeアプリから離れずに、直接Dropbox内のOfficeドキュメントにアクセスできるようになる。Officeアプリで作成した新規ファイルを直接Dropboxに保存することも可能だ。さらに、Officeアプリから直接Dropboxリンクを共有できるようになる。

 この新機能は、「今後数週間」でアップデートされるiPhone/iPad/Android版の「Word」「Excel」「PowerPoint」アプリに含まれる。なお、「Dropbox for Business」利用者がこれらの新機能を利用するには、「Office 365」のライセンスが必要だ。

 一方、Dropboxウェブ版とOfficeオンライン版との間の連携は、2015年上期に提供される予定だ。さらに、DropboxはWindows Phone/Windowsタブレット版アプリを「今後数カ月」で提供することも発表した。

青木 大我 taiga@scientist.com