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Oracleのラリー・エリソン氏がCEOを退任、会長兼CTOに就任
後任は男女共同CEOに
(2014/9/19 12:00)
米Oracle Corporationは18日、同社創業者のLarry Ellison氏が長年務めてきたCEO職を退任し、会長兼CTOに就任すると発表した。
後任には、Safra Catz氏とMark Hurd氏が共同CEOに就任する。現社長兼CFOであるCatz氏は引き続き製造・財務・法務を担当し、現社長であるHurd氏もまた引き続き営業・サービス・グローバルビジネスを担当する。
また、ソフトウェア/ハードウェアエンジニアリングは、新設されたCTOの役職であるEllison氏が担当する。
個性的な創業者で個人最大株主でもあるEllison氏がCTOでありながら、男女共同CEOで経営が行われるという珍しい経営体制となる。
この発表が行われた際、米国市場でOracleの株価は取引終了直前に1%上昇した後、時間外取引で約2%下降している。
Ellison氏は8月17日に70歳の誕生日を迎え、Forbesのランキングによれば世界で5番目の大富豪。シリコンバレーには和風の大邸宅を持つことでも知られる。また、ヨットレースアメリカズカップのスポンサーであることでも知られている。
共同CEOに就任するHurd氏は、2010年に米HPからOracleに入社した。HPではCarly Fiorina氏の辞任後に経営を立て直したことで知られる。しかし、女性契約社員との不適切な関係が原因で辞任した経緯がある。
また、Catz氏は1999年に上級副社長としてOracleに入社。Ellison氏の右腕として数々の企業買収を指揮してきた女性経営者として知られている。