ニュース

2013年の国内ADC市場は一段落も、2014年以降は再度成長基調へ~IDC Japan予測

 IDC Japan株式会社は4日、国内アプリケーションデリバリコントローラ(ADC)市場について、2013年の実績と将来予想を発表した。それによると2013年の同市場は、前年とほぼ同じ規模の244億4600万円になったという。これは、通信事業者における需要が一巡した影響によって、2010年から続いた成長基調が一段落ためとのこと。

 国内ADC市場における通信事業者向けの売上は、2010年~2012年にかけて、前年比成長率30%以上のペースで急速に成長してきたが、移動体通信事業者の需要減少により、2013年は一転して前年比6.8%減のマイナス成長になった。移動体通信事業者で見られた、急速なトラフィック増加への対応、LTEサービス展開といった需要が、2013年にいったん沈静化したことが影響している。

 一方、通信事業者向け以外の市場では、投資が堅調であったことに加え、一般企業における需要も景気回復に伴って堅調に推移。前年比3.8%増と、小幅ながらもプラス成長を維持している。

 今後についてIDC Japanでは、2013年の成長の停止は一時的なもので、2014年以降再び成長軌道に乗ると見ており、2014年の国内ADC市場は前年比9.6%増の267億8200万円。2013年~2018年の年間平均成長率(CAGR)は6.5%と予測している。

石井 一志