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トワード、受発注管理・倉庫管理をSaaS型で提供

 株式会社トワードと株式会社福岡CSKは、トワードの物流サービス向け業務システム「SAMシリーズ Net-SAM」を全面的にリニューアルするため共同開発を実施し、SaaS型物流統合システムとして9月よりサービス提供を開始すると発表した。

 従来のNet-SAMは、受発注管理・倉庫管理システムとして、物流サービス受託先を主な導入先として提供されていた。それに対し、今回のSaaS型は、受発注管理および倉庫管理の機能をそれぞれ強化・細分化したため、汎用性を高めながらも多種多様な業務に対応できるようになったという。

 受発注管理では飲食・外食産業向けに特化し、食の安心安全を追求するトレーサビリティ機能を標準搭載。また、受発注時に賞味期限情報やアレルゲン情報が閲覧できることで、データに安心安全を付加した。加えて、10日間の先付け発注に対応したほか、オプションを追加すれば、レシピ管理・勤怠管理・店舗採算管理などの機能も利用できる。

 一方の倉庫管理は、クラウドならではの特徴を生かして、必要なデータ容量・データ処理能力を柔軟に提供でき、1クライアントで複数荷主の在庫管理を行えるマルチテナント対応も特徴。また、寄託先との寄託在庫管理やセンターオペレーションの生産性管理(KPI管理)にも対応した。

石井 一志