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ネットワールド、Fortinetのロードバランサーを販売開始

 株式会社ネットワールドは10日、米Fortinetのアプリケーションデリバリコントローラ「FortiADC Eシリーズ」を、同日より販売開始すると発表した。

 「FortiADC Eシリーズ」は、Fortinetが2013年に買収した旧Coyote PointSystems(以下、Coyote)の製品をベースにしたロードバランサー。ネットワールドでは、Coyoteの販売パートナーとして2000年から製品を提供してきたが、「FortiADC Eシリーズ」も継続して販売する。

 今回販売開始するのは、最大スループット15Gbpsの上位モデル「FortiADC-1000E」から、「FortiADC-600E」と「FortiADC-400E」、最大4.8Gbpsのエントリーモデル「FortiADC-300E」まで全4モデル。レイヤ4~7のロードバランシング、SSLアクセラレーションに加えて、マルチホーミング(回線負荷分散)、広域負荷分散、コンテンツキャッシング、IPレピュテーション機能などを備えており、セキュアで最適なWeb環境を構築できる。

 ハードウェアは、新たなプラットフォーム(2GB/4GBメモリ、120GB SSD)を採用し、マルチコアCPUとハイパースレッディング機能によって、同等モデルの旧製品と比較して性能が大幅に向上した。また、SSL処理能力も強化されているため、より優れたコストパフォーマンスを提供できるとのこと。

 加えて、従来のCoyote製品に実装されていた、VMwareの運用管理ソフト「VMware vCenter Server」との連携機能も受け継がれており、仮想マシンに対して、より効率の良い負荷分散を提供可能とした。

 価格は、FortiADC 1000Eが764万6000円(税別)、FortiADC 600Eが480万6000円(税別)、FortiADC 400Eが327万6000円(税別)、FortiADC 300Eが152万8000円(税別)。なおネットワールドでは、FortiADC-300Eを30台限定で、特別価格119万円(税別)で販売する発売記念キャンペーンを、9月末まで実施する。

石井 一志