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ビッグデータ活用の事前処理を支援するクラウドサービス「Essentia」

 オーリック・システムズ株式会社(以下、オーリック)は21日、ビッグデータ活用のための事前処理を高速に行うソフトウェアエンジン「Essentia(エッセンシア)」を、同日よりクラウドサービスとして提供開始する。

 「Essentia」は、ビッグデータ活用の際に不可欠となるクレンジング、関連付け、サマライズなどの事前処理を高速に行うソフトウェアエンジン。多様なログをもとにしたなマーケティング分析を、高速かつ低コストで実現する点が特徴とのことで、圧縮ファイルを直接解析でき、前処理やデータベースへの読み込み処理を大幅に省略可能という。

 また、インメモリ処理および並列処理により、高度な集計分析も高速に行えるとのことで、10TB(数百億件)のログを、圧縮された生ログファイル状態から読み込み解析する全行程を1時間以内に実現した例や、Hadoopとのベンチマークテストで100倍以上の解析速度をマークした例などがあるとした。

 なお「Essentia」は、導入初期のデータ集計設定サービスを含め、Amazon Web Services(AWS)のクラウド基盤を利用して提供する。価格は月額30万円(税別)から。

石井 一志