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マルチデバイス対応の電子カタログ制作サービス「eCata」

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 株式会社コベックは16日、マルチデバイスに完全対応した電子カタログ制作サービス「eCata(イーカタ)」を開始した。

 マルチデバイス対応の電子カタログを制作するには技術的なジレンマが存在する。Flashは、IE6/7/8などの古いブラウザで安定して表示できるメリットがある一方、スマートデバイスでは利用できない。HTML5はマルチデバイスに対応する一方、オフラインで利用できず、IE7/8などでは一部機能に制限もつく。ネイティブアプリはオフラインで利用でき軽快に動く一方、OSごとに開発環境が違うのでコストがかかってしまう。このため、従来の制作サービスでは、FlashとHTML5のコンテンツを別々に制作することがあるが、費用対効果が期待通りとならない場合もある。。

 eCataは、カタログデータ一式の中にFlashとHTML5、さらにネイティブアプリのビューアまで組み込んだトライブリッド形式の電子カタログを提供するのが特長。具体的には以下の3つの制作プランを用意する。

・HTML5プラン……PCからモバイルブラウザまでHTML5形式のビューアで閲覧可能。オンライン上でシンプルにマルチデバイスに対応したいニーズに応える。

・ハイブリッドプラン……PCのブラウザではFlash形式のビューアが開き、モバイルブラウザではHTML5形式のビューアが開く。PCのIE7/8などでも一部の機能制限を受けることなく快適な動作を求める場合に最適。Flash形式のビューアならPCからオフラインで閲覧したり、CD/DVDにして配布することも可能となる。

・トライブリッドプラン……オンライン・オフラインを問わず、HTML5とFlashに加えて、iOS/Androidなどのスマートデバイスを含む、あらゆる環境で電子カタログを利用したい場合に最適。ビューアアプリ「Wisebook3 OpenViewer」がApp Store/Google Playで公開されている。

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川島 弘之