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B-EN-G、海外向けのコンパクト版ERPパッケージ~2014年春よりクラウド版も

 東洋ビジネスエンジニアリング株式会社(B-EN-G)は、ERPパッケージ「MCFrame」のクライアント/サーバー版「MCFrame CS 3.72」をベースに海外拠点導入向けにチューンアップした「MCFrame CS Start-Up Edition」を、12月20日より販売開始する。

 「MCFrame CS Start-Up Edition」は、海外拠点で必要な「生産・販売管理」と「原価管理」に機能を絞り、導入と運用のためのドキュメントとツール群をセットしたコンパクト版のERPパッケージ。販売・生産・原価管理システムを未導入の海外製造拠点に対して、日本円ベースで総額1000万円程度から、導入期間約1.5カ月から(生産管理の場合)といった、低額・短期での導入を可能にする点が特徴という。

 また、必要最低限の機能で短期導入した後も、拠点業務の成熟度や事業の拡大にあわせ、データの移行なしで上位バージョンの「MCFrame CS」にアップグレートできるのも強みとした。

 直感的なメニュー構成と画面デザイン、分かりやすいマスタ設定などの特長により、海外特有の、言葉の壁や人の入れ替わりといった課題に対しても対応可能。標準業務フローや導入ガイドといったドキュメント、マスタ登録支援ツール、画面マニュアル作成ツールなどを提供するので、マニュアル整備や教育実施をはじめとする、導入時のコストも削減できる。

 なお、海外拠点向け会計システム「A.S.I.A. GP」との標準インターフェイスも備えているので、生産・販売管理、原価管理に、会計管理も含めたワンストップソリューションとしての導入にも対応した。

 一方、クラウド版についても順次開始する予定で、5年前から提供しているSaaS版の「MCFrame online 原価」に加え、生産・販売管理を含む「MCFrame CS Start-Up Edition」のSaaS版を、「MCFrame cloud」として2014年から提供する。特に中国ではSaaSモデルの需要が高いことから、中国法人(上海)を通じて「MCFrame cloud/China」を販売する予定とのこと。

石井 一志