ニュース

日本IBM、予防保守の考え方を取り入れたハードウェア保守サービス

定期点検やファームウェア対応を実施

 日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は2日、ハードウェアの保守サービスメニューを拡充し、定期点検やファームウェア対応を加えた「ベーシック・セレクション」をラインアップに追加すると発表した。対象機器は「IBM System x」「IBM PureFlex System」「IBM Power Systems」「IBM System Storage(一部機種を除く)」などのサーバーやストレージで、2014年1月1日より提供開始する。

 情報システムでは、不具合の主要な原因の一つとして、ハードウェア障害や障害発生時の対応遅れが挙げられている。また、ハードウェアの機能が進化しているため、それを制御するファームウェアも複雑になっており、最新・最適の状態にしておくことが重要とされているものの、システム環境が複雑化する中で、最適なファームウェア対応が難しいためにシステム障害を招き、ビジネスに大きな影響を与える事例も増えているという。

 これを避けるために、予防保守の考え方を取り入れたのが、今回提供する「ベーシック・セレクション」。従来の部品交換や修理対応に加えて、予防保守としての定期点検やファームウェア対応といったメニューをパッケージ化している。

 日本IBMでは従来、予防保守に対応したサービスをオプションとして提供していたが、顧客がその必要性を個々に評価検討することが必要だった。しかし「ベーシック・セレクション」では、日本IBMの保守の経験から、必要性が高いと考えられるサービスをパッケージ化しているため、予防対応から事後対応までをまとめたハードウェアの保守サービスを容易に選択できるとした。

 具体的な内容としては、従来の標準保守サービスと同様、部品交換・修理を技術員がオンサイト対応するほか、年1回のシステム点検作業(機器清掃、エラーログ点検、異音・異臭、目視点検)で正常稼働を確認する。なお部品交換が必要な場合は、障害個所が顧客側で交換可能な部品でも、技術員が交換作業を行う。

 一方のファームウェア関連では、システムの稼働環境やシステム構成に合わせた最新・最適情報をメールで通知するのに加え、障害予防のための定型点検時に最新ファームウェアを事前適用。さらに、障害復旧のためのファームウェア適用作業も行うとのこと。

 価格例は、IBM Power Systems Power 720の場合、年間34万2000円(税別)。

 また追加サービスとして、情報漏えいリスクに厳格な企業などに向け、不具合で交換したHDD、SSD、フラッシュメモリを顧客が自社で保管する「データ・セキュリティー・サービス」も提供する。

石井 一志