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大塚商会、PDFに閲覧期限や利用権限を設定するASPサービス

 株式会社大塚商会は、電子文書セキュリティを強化するASPサービス「たよれーるPDFセキュリティサービス」を11月1日より提供する。月額2万円(税別、10ユーザー)で、コストを抑えた運用を可能にし、情報漏えい対策やコンプライアンス対策として利用できるという。

 同サービスは、新規・既存のPDF文書に対して「閲覧期限の設定」「ログの取得」「文書配布後の参照権利のはく奪」といった機能を追加する。主な機能は以下の通り。

・利用権限の制御
 ユーザー/グループ単位で文書の利用権限を制御
・有効・無効の制御
 任意のタイミングで文書を無効化し利用を終了させる
・透かしの付与
 閲覧者名や取扱い上の注意点などの文字列を、書に埋め込む
・監査ログの取得
 文書の利用状況を確認

 PDF閲覧ソフト「Adobe Reader」があれば特別な暗号化ツールなどをインストールしないでも、すぐに同サービスを利用できるという。

 対応OSは、Windows XP/Vista/7、Mac OS X 10.5以降。対応ブラウザはInternet Explorer 6/7/8/9/10(Windows版のみ)、Safari 5.0以降(Mac OS X版のみ)。ほか、Adobe Flash Player 10以降が必要。

 価格は、10ユーザー基本パックが初期費用3万円(税別)、月額費用2万円(同)。追加10ユーザーが月額1万5000円(同)、追加50ユーザーが月額7万円(同)、追加100ユーザーが税別13万円(同)。

 マルチデバイス対応オンラインストレージサービス「たよれーるどこでもキャビネット」と連携が可能。同サービスのドキュメント共有/送信といった機能とPDFセキュリティを組み合わせて機能を補完できる。

川島 弘之