KDDIとシスコ、法人向けにユニファイドコラボレーションソリューションを提供

　KDDI株式会社とシスコシステムズ合同会社（以下、シスコ）は9日、法人向けのユニファイドコラボレーションソリューション推進で協業すると発表した。これに伴い、主に中堅企業に向けたクラウド型のコミュニケーションソリューションを同日より提供する。

　このソリューションでは、KDDIが提供する「KDDI クラウドプラットフォームサービス」「仮想PBXサービス」といったクラウドサービスと、FMCサービス「ビジネスコールダイレクト」などを融合するほか、シスコのクラウド型Web会議システム「Cisco WebEx」、コラボレーションソリューション「Cisco Jabber」などを組み合わせて提供する。

　また、構築から運用までをワンストップで提供するだけでなく、マルチデバイスにも対応する点も特徴で、外出時にスマートフォンの電話帳から社内の在席状況を確認し、インスタントメッセージング（IM）での会話や内線通話をしたり、タブレットで資料閲覧しながらビデオ会議を開催したり、といった活用が可能になるとした。

　これにより、いつでもどこでも、用途や相手の状況に応じて最適なデバイスを利用したビジネスコミュニケーションを行えるようになることから、リアルなワークプレースと仮想的なワークスペースを統合した「ユニファイドワークスペース」を実現。オフィスの働き方変革をサポートするとのこと。

　なおKDDIとシスコは、このソリューションの提供に向け、音声サービスとネットワーク業務の経験を持つ両社のメンバーを核に専任チームを立ち上げるほか、各種セミナーを中心としたマーケティング活動を共同で推進する。