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日立、中小規模のサーバー仮想化環境向け統合プラットフォーム

「UCP かんたん仮想化モデル」を発売

UCP かんたん仮想化モデル

 株式会社日立製作所(日立)は、ITシステムを迅速かつ容易に構築・運用できる統合プラットフォーム「Hitachi Unified Compute Platform(以下、UCP)」において、中小規模システムのサーバー仮想化環境の構築向けに「UCP かんたん仮想化モデル」を製品化し、6月27日より発売する。出荷は7月31日より。価格は812万3850円から。

 中小規模のプライベートクラウドやサーバー統合などのシステム基盤向け製品。サーバー仮想化技術をベースに、ハードウェアとソフトウェアを組み合わせた事前検証済みの構成の中から、顧客のシステム規模や要件に応じて、適宜調整して提供するもの。発注から最短で10営業日で提供できるのも特長で、顧客の事業環境の変化に迅速に対応するとしている。

 事前検証済みのサーバー、ストレージ、ネットワーク、サーバー仮想化ソフトを組み合わせ、仮想化環境を構築して基本設定を済ませた状態で出荷。仮想サーバー数は4~64の範囲で、VMware vSphereやMicrosoft Windows Server 2012 Hyper-Vから選択できる。ストレージの論理ボリューム数などの割り当ても調整可能という。

 また、容易な運用を実現するため、運用支援マニュアルや操作トレーニングを提供するとともに、物理サーバーの運用と同等程度の操作性で容易にサーバー仮想化環境を運用できるという管理ソフト「VM Simple Console utility」を標準で添付する。

川島 弘之