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200名まで無料のグループウェア「サイボウズLive」がスマホアプリを刷新

利用スタイルの変化に合わせ、開発コンセプトを“スマホファースト”に

 サイボウズ株式会社は6月3日、無料グループウェア「サイボウズLive」のスマートフォンアプリ「サイボウズLive for iPhone/Android」をアップデートした。App StoreとGoogle Playで配布しており、無料でダウンロードできる。

 「サイボウズLive」は200名まで無料で利用できるクラウド型グループウェア。ファイル共有やタスク管理、カレンダー、掲示板、リンクなどの機能を備える。

更新情報はタイムラインで一覧表示、メニューはスワイプで表示可能に

 最新版アプリではユーザーインターフェイスを刷新。メニュー画面は「サイボウズLive」の主要機能に加え、最近更新のあった「グループ」や「メッセージ」の一覧がタイムライン表示され、更新情報が把握しやすくなっている。また、アプリのナビゲーション方式も改善され、Facebookのスマートフォンアプリのように、スワイプ操作でどの画面からもナビゲーションメニューを表示できるようになった。

 新着情報のプレビュー画面も改善。従来は投稿内容がテキストで表示されるのみだったが、添付画像や投稿者の顔写真が表示されるようになった。過去の未読コメントの展開表示や「いいね!」も付加され、プレビュー画面でできる操作が増えた。投稿者の顔写真で発言者もひとめでわかり、ひとつのトピックについての一覧の情報がプレビューですばやく把握可能になっている。

 対応OSはiOS 4.3以降、およびAndroid OS 2.2/2.3/4.0。Android版はタブレット端末には対応していない。

コンセプトは“スマホファースト“

 「サイボウズLive」の登録者は50万人で、うち12万人以上がiPhone/Androidアプリの利用者。サイボウズによると、スマートフォンの利用率が増加すると同時に、屋内のパソコンからモバイルへと利用スタイルがシフトしてきているという。

 サイボウズではこれまで「サイボウズLive」の主な利用手段としてパソコンでの利用をメインに考えてサービス開発を進めてきたが、こうしたユーザーの利用状況の変化を受けて、スマートフォンを利用手段の中心とする“スマホファースト”なサービスへの転換を図る。

 サイボウズでは、今回のバージョンアップを“スマホファースト”なサービス改善の第一弾と位置づけ、今後はLINEのようなリアルタイムコミュニケーション機能など、スマートフォンを使ったスムーズな協調作業を実現する機能の開発を進めていく考えだ。

(工藤 ひろえ)