ニュース

「勘定奉行i」と「Cognos Insight」を連携させた財務分析ツール

 JBCCホールディングス株式会社の事業会社で、JBグループのディストリビューション事業を担う株式会社イグアスは21日、日本IBMのデスクトップBIツール「IBM Cognos Insight」に、OBCの財務会計ソフト「勘定奉行i」とのデータ連携テンプレートを追加した「Cognos Insight for 勘定奉行i」を発売した。価格は10万円(税別)。

 新製品は、イグアスが日本IBMの協力の下に開発した財務分析テンプレートにより、勘定奉行iのデータを活用して財務分析を自由に実現できるBIツール。具体的には、勘定奉行iから出力される財務データ(CSV)をテンプレートを介してCognos Insightに取り込むだけで、部門・取引先など財務責任者が必要路する多彩な視点で財務分析し、表・グラフ・画像などを自由に組み合わせた分析用のダッシュボードが作成できる。

 テンプレートには「経営分析用」と「部門別分析用」があり、経営分析では総資本営業利益率推移や総資本回転率推移だけでなく、労働生産性推移や一人あたり人件費推移などをグラフで表示できる。また、部門別分析においては、「分析軸の入れ替え」「新たな計算式の追加」「財務データ以外の情報(従業員数・顧客数など)との連携」など、さまざまな視点で経営分析が可能になる。

 高機能なCognos Insightを10万円の低価格で利用でき、小規模導入も可能となっている。

(川島 弘之)