管理機能など強化した標的型攻撃対策ソフト「FFR yarai 2.2」

　株式会社フォティーンフォティ技術研究所（FFRI）は30日、標的型攻撃対策ソフト「FFR yarai（以下、yarai）」シリーズの新版「Version.2.2」をリリースした。

　FFR yaraiシリーズは、パターンファイルに依存せず、標的型攻撃で利用される攻撃の特徴を4つのヒューリスティックエンジンでさまざまな角度から分析し、未知の脅威に対して高い精度で攻撃を検知・防御する製品。「yarai」「yarai 脆弱性攻撃防御機能（以下、yarai ZDP）」「FFR Enterprise Management Console（以下、EMC）」が提供されている。

　新版では、主に管理機能の強化と対応プラットフォームの拡充を図った。

　yarai 2.2では、Java設計脆弱性攻撃マルウェア駆除機能の追加、例外リストのインポート・エクスポート機能の追加を図った。

　yarai ZDP 2.2では、これらに加え、メインウインドウのGUI変更（駆除タブと設定タブの追加）、例外リスト管理ツールの廃止、Windows 7/Server 2008 R2 64ビット版への対応を図った。

　EMC 2.2では、yarai ZDP 2.2の例外リスト管理ツール廃止に伴い、例外リスト配信に対応、リモート駆除機能の追加、検知ログのクライアント情報にIPアドレスとMACアドレス情報を追加、Windows Server 2008 64ビット対応を図った。