IIJ、機器を無償で、機能に課金する新しいビジネスモデルを開始

SA-W1

　株式会社インターネットイニシアティブ（IIJ）は22日、機器（サービスアダプタ）を無償提供し、機能に課金する新しいビジネスモデルを発表した。サービス事業者が利用することで容易にOEMサービスを開始できる。第一弾として、IPsec VPN、無線アクセスポイント（AP）の機能を2月14日より提供する。

　新開発のサービスアダプタ「SA-W1」を無償提供し、さまざまな機能を「レシピ」として用意。ユーザーとなるサービス事業者は、ネットワーク管理サービス「SACM」から、必要な期間だけ、必要な機能のみを利用できる。

　ネットワークを構築するのに必要な機器と機能、容易にネットワーク設定できる構成テンプレートを、IIJからサービス事業者に一括で提供する。サービス事業者は構成テンプレートの変数に必要なパラメータを入れるだけで迅速にネットワークを構築可能。

　まずはIPsec VPNと無線APの「レシピ」を2月14日より提供する。今後は「L2-VPNレシピ」「LTE+3Gモバイルアクセス冗長レシピ」「mrubyスクリプトレシピ」「WAN高速化レシピ」などの提供を予定する。